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どうなる横浜市放課後児童クラブ・学童の昼食注文弁当

学童保育
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昼食お弁当の注文・配達が試験的に始まります

昨年、放課後児童クラブ利用者向けにアンケートがあり、その中の回答で夏休みなどの昼食についての回答がありました。

多くのご家庭で毎日のお弁当作りは負担と感じているということは前々から多くの場所で聞こえてきていることではありました。

今回始まる業者による配達弁当はこの「お弁当作りに負担感がある」ということに関して解決策となりうるのか・・・というところの私の所見を描いていきたいと思います。

配達弁当の良いところ・メリット

昼食のお弁当を作らなくても済む

こちらは保護者的目線となりますが、朝の忙しい時間にお弁当の準備をしなくても良くなることは大きなメリットになりそうです。

冷凍食品を詰めるだけでも、意外と時間が掛かってしまうだろうし、お弁当や料理が苦手な方にとってはうれしい事になるのではないでしょうか。

当クラブの対象は400円の費用でしたが、配達・回収のコストも入れて400円でどんなものが来るかでしょうね。

クラブには負担がかからない(と言われている)

 注文は保護者が業者と直接、注文・支払いを行うのでクラブの職員には負担はかからないという事を行政はうたっています。

 弁当業者が注文数を間違えていれば、結局誰がやり取りをするのでしょうか?

 大方、現場の人間がせざるを得ないでしょうね。本当に現場の職員の負担はかからないのかは実施してみないとわかりませんが、どうなることやら・・・

制度の利用は任意となっている

学校給食とは違い希望者のみの利用となっていることは良い所かと思います。始まってみて満足度が低ければ使わなくても良いという選択肢があることは良い事です。

配達弁当の良くないところ・デメリット

食べられる物が少なくなってしまうかも・・・

メニューは出ているからある程度は食べられそうか?ちょっと今日は無理そうか?などは決めることができそうです。

メニューの中身は期待感があったのに、いざ当日になって食べてみたら「美味しくない・・・」なんてこともありそうです。

ハンバーグは好きだから今日はお弁当を注文してみた→味付けが美味しくなくて一口食べてやめた

おかずが3品あったが、その中の1つだけが食べることができた。

最悪、そもそも全部が美味しくない・・・

保護者の手間がかからなかろうが、結局食べなければ、しんどいのは子どもになってしまいますよね・・・。口に合わないかもしれないということで、保険として自分の家からおにぎりなど持ってきていたら、弁当を作ったほうが結局効率が良いですよね。

特に好き嫌いが多い子にとっては給食同様につらい時間になってしまう事も十分にあるのではないでしょうか。

食事の楽しみだけでなく、成長期の子どもたちにとっての栄養摂取を減少させてしまう事は避けねばならない事でしょう。

キャンセルが〇日前までと決まってしまっている

行く予定だったけれど、当日急に休むなんてこと、小学生くらいではよくありますよね。自分でお弁当を作るとなれば、ちょっと調子がおかしいな?と思えば弁当を作らないという事も可能ですよね。

お店や業者に頼んでいるので仕方がないかとは思いますが、かかったお金がもったいないと言えばもったいないですよね。令和6年度の実施は急遽体調不良や家庭の都合で休んだ場合の受け取りも不可になっています。

間違って注文してしまった!?もキャンセル期日を過ぎていた場合にはキャンセル不可だそうです。

キャンセルがきかないことはもちろんですが、急な注文ももちろんできなくなっています。『寝坊したから今日は頼みたい!』ということもできません。

これまでにも似ていることは違った場所で多く見られたが

私の子どもの頃にも

自分の子ども時代も中学生の頃に弁当ではなく注文した弁当型ランチの制度が始まりました。わざわざ食事を食べるだけの部屋も学校の中に増築されるという熱の入れようでした。

しかし、クラスの中でもその弁当を注文して食べていたのは2~3人(35人くらい在籍)でした。自分も数回注文して食べたのですが、正直美味しくなくて弁当に戻しました。

中学生くらいとなり好き嫌いも減っては来ていた頃でしたが、それでも美味しくないものでした。美味しくなくて食べないと1日持たないので、自分はお弁当をお願いしました。

結局、多くの人が食べないのに作られた制度に増築された部屋に今となれば無駄に税金が投入されたと分かりますが、中学時代の自分にはあまり分かりませんでした。

まとめ

選択肢のひとつとして捉えておく

 新たな試みには非常に大きな期待がある、一方で不安感ももちろんあると思います。

そもそもが口に合わなくて食べることができなければ、『その日はお腹がすいていてもおやつまでは我慢しなければならない』ということが各所で起きることが想定されます。

注文弁当がやっぱり『わが子には合わないな』という現状があるのなら、【お弁当をつくる・食べることができるものを買ってもたせる】、にしたほうがよくなる事もあります。保護者の負担は減りませんがまずは私は「食べることができる」を優先したほうが良いと思っています。。

 もちろん美味しい・満足できるといった子どももいると思います。

 合うか合わないかはその子次第となるので、『配達弁当を利用する』選択肢のひとつとして考えておく位が丁度良いと思いました。

子どもの気持ちを聞いた上で決める

 毎日のお昼ごはんが美味しくない・あまり進まない物だったらあなたはどう思いますか?多くの方が良い感情にはならないと思います。

 大人は自分で選択できる立場にありますが、同じような状況になれば大人だって耐えることができない人がほとんどではないでしょうか。私自身が強制的に決められた食事を毎日与えられるのは正直耐えられないかもしれません。美味しければ大丈夫でしょうが。

毎日の昼ごはんが美味しくないものかもしれない弁当が出されることにあなた自身ならば良いでしょうか?

 配達弁当を利用する場合は子どもの気持ちも聞いた上で各世帯決めていただければと思います。保護者サイドの「弁当作らなくて良くなった!ラッキー!」という思いだけを優先させることなく、必ず子どもの意見も聞いての決定になって欲しいと思います。

帰ってきたら注文弁当はどうだったか?と聞いてあげた上でその後の注文を考えることが最適解だと私は考えます。

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