令和6年の半期を振り返る
今年度の4月からはどんな様子だったかを振り返っておきたいと思います。それぞれの行事や活動等は各記事にて紹介している内容もありますので、そちらを御覧いただければと思います。
多くの新入生が入ってきて人数も増加
この4月に多くの新入生が学童に入ってくれました。昨年度も10名以上の入会があり、2年連続で多くの子どもたちが入ってきてくれた事もあり、今年度は在籍人数も多めとなっていました。
キッズクラブも同地域にある中で平安第2学童クラブを選んでもらえていることは一定以上の認知度が得られていることかとも思えますので感謝です。
さらに夏休み頃から途中入会児童も入り、これまでの歴代を見ても多くの人数の児童が在籍している年度となりました。
人数が多いと大変なことも多いけれど
低学年の人数も多く、1人1人の子どもたちとの関わりを深めていくことも少しずつとなっていくので1歩1歩となりました。
元気な子も多く盛り上がっており、とても賑やかな学童となっています。4月初め〜夏前位までは何かあると泣いてしまって・・・という事も多く見られましたが、夏休みを過ぎると「あれ?」と思うことも多くなりました。
『何だかトラブルや泣いてしまう子が明らかに少なくなったな』という事を感じました。
その違和感の正体は「子どもたちの成長」と「子ども間での関係性の深まり」でした。夏休みは学校のある平日より長い1日を共に過ごし、様々な活動もあり、その時間・活動を通して大きく成長した子どもたちが多くいたことでした。
夏休み中は職員も1日保育、キャンプ等の行事も立て込んで忙しく、その違和感に気づくことができませんでした。
急に泣かなくなった子、遊ぶ幅が広がった子、積極的に行動できるようになってきた子、それぞれの成長は様々でした。
良い意味での違和感ということは私としても久々の感覚であり、なかなか味わうことができないレアな体験となりました。
子どもたちには成長する力が備わっている
振り返ってみても特に何かがあったかなど、きっかけとなるようなことは全く思い当たるものはありませんでした。
子どもたち自身が何かのきっかけで自ら成長したということになるのかと思います。
学童内の環境を整え、何かあった時のトラブルや不安感を乗り越えることができるサポート体制を確立し安心して生活できる場であったからこそ、大きな成長へとつながったということでしょう。
そして、子どもたち同士の関係性が深まっていく中から、お互いに高め合っていったということも有り得そうです。
というような、さも素晴らしい事をしていたかのように書いてはいますが、特別な事をした訳でもありません。逆に特別に何かしてあげようなんて事をしなかったことが本当は良かったのかなぁとも思っています。
もちろん、子どもたちの生活の場は学童だけでなく、家庭・学校・その他様々な場所がありますので、学童以外の場でもうまくいっている、家庭でのフォローがしっかりとなされている事も大きいのでしょう。
大人達が子どもの成長の邪魔になることも
学童のような場所には職員である大人の存在が必ずいます。その存在があるからこそ安全に安心して過ごすことができることができていることは間違いありません。
しかし、その大人の存在が『子どもの成長』という意味では妨げになることも十分にあると思えた半年でした。
「〇〇した方が良い、しなければいけない」「早く□□しなさい、まだやってないの」のような大人の思惑の含んだ意味合いの言葉を子どもにかけてしまう事ってどうしてもありますよね。多くの方が子どもの為にと思ってのことなので批判もできませんね。
口うるさく、先回りをして、色々と口出しなどしてしまうと子どもの成長の邪魔になってしまうこともありますよね。子どもたち自身もやる気を失ってしまうケースもあるでしょう。
学童での生活は全てが自由な訳ではありませんが、そんな中でもできるだけの自由を確保し、子どもたち自身が自ら考えたり、お互いに教え合ったりしていくことも成長には必要なことであると感じました。
下期もこの調子で
令和6年度はここまでにも書いてきたように非常に雰囲気の良い状態が続いています。子どもたちが引き続き安心して生活ができる場として、成長のきっかけとなるような場として、来て楽しい場として安定的な運営ができるように心がけていきたいと思っております。
あと、半年もすると6年生は卒業し、新1年生が入ってきます。子どもたちの入れ替わりがあったとしても、今年度のような良い状況を継続できるような保育になるようにしていければと思っています。
記載:支援員T
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